キャリアコンサルタントは様々な場面で活かすことが出来る資格ですが、国家試験を合格した人の中には、「どうやってキャリコンとして活動すればよいか分からない」という人も多いです。
本記事では、キャリアコンサルタント資格を副業で活かしたい方にオススメのサービス5つをご紹介させていただきます。
Kakedas(カケダス)

Kakedasは私が個人的に最もおすすめするサービスです。
Kakedasの特徴としては「企業向けキャリアコンサルティングに特化」していることが挙げられます。
Kakedasは「相談のインフラを築く」というミッションで「オンラインキャリア相談室」のサービスを提供しており、その最大の特徴は対法人向けに対して売りだされているサービスであるという点です。
厚生労働省が推奨するキャリアコンサルティング提供の仕組みとして「セルフキャリアドック」がありますが、そのハードルの高さからか導入に踏み切る企業は決して多くありません。
そんな社内で設置が困難な「キャリア相談」の場を、Kakedasを導入することでの簡単にオンラインキャリア相談室を開設できるのが特徴であり強みといえます。
大手企業などへ導入実績有り
すでにトヨタエンタプライズやNTTグループ、SmartNews等の企業へ導入実績があり、今後も「社内キャリアコンサルティング」「セルフ・キャリアドック」の普及とともに伸びていくサービスの一つだと感じています。
(参照:オンラインキャリア相談室はKakedas)
キャリアコンサルタントとして依頼を受ける流れ
Kakedasでキャリア相談を行いたいキャリアコンサルタントの方は、まずはKakedasに登録を行います。
その後、ご自身にマッチングするような案件があった際に契約の打診をされ、条件が合えば契約→キャリアコンサルティングを実施、という流れになるようです。
日本社会全体でキャリアに対する考え方が大きな変化をする中で、キャリアコンサルタントが社会を良くする仕組みを作っていくためには、セルフ・キャリアドックをはじめとした企業領域での活動を広げていく必要があると感じています。
Kakedasのサービスは「法人向けに特化」しているという点で、キャリアコンサルティングを企業に普及させ、より働きやすい社会を作っていくキッカケとなるサービスだと感じます。
そのため、「もっと普及して欲しい!!」という想いを込めて「推しサービス」として紹介させて頂きました。
Kakedasのビジョン・ミッション
Kakedasのビジョン・ミッションは以下の通りです。
- Kakedasのビジョン
- 人生の主人公を増やす。
- Kakedasのミッション
- 相談のインフラを築く。
ビジョン・ミッションに共感した方や、「企業向けキャリアコンサルタントとして活躍したい!」という方は、まずは以下から登録を行うのがオススメです。
キャリアコンサルタント向けページはコチラ
ミートキャリア

ミートキャリアは、キャリアに悩む方を支援するオンラインキャリア相談サービスです。
求人を紹介しない純粋なキャリア相談サービスを提供しており、対話形式のオンラインキャリアカウンセリングだけでなく、メールを利用したテキストプログラムも用意されているため、ユーザーは自分自身にあったサービスを選択することが可能です。
ミートキャリアの顧客満足度は93%と高く、相談実績は2,400件以上(公式HP参照:2022年12月時点)となっています。
キャリア支援のプロのキャリアサポーター
この高い顧客満足度を支えるのがミートキャリアに所属する「キャリアサポーター」で、採用率約5%という難関を突破したキャリア支援のプロが在籍しています。
キャリアサポーターの年代は20代~50代まで様々で、色々な働き方やライフステージを経験した支援者が在籍しているからこそ、相談内容に合わせた対応をすることが可能となっています。
(キャリアサポーター募集情報はコチラ ※2022年12月現在求人を一時停止しているようです)
まずはキャリたまへ登録!
ミートキャリアではキャリア支援をしたい方のコミュニティ「キャリたま」を運営しており、登録すればキャリア支援の実践を重視した情報を受け取ることが可能です。
キャリたまで受け取れる情報
- キャリアサポーターアカデミーの募集再開情報
- セミナーや座談会の案内
- キャリアカウンセリングの事例共有
登録費や年会費は不要のため、興味がある方は是非登録するのがオススメです。
キャリアサポーターアカデミーでスキルアップ!
ミートキャリアではキャリアサポーターのノウハウを実践的に学ぶことのできるオンライン講座「キャリアサポーター・アカデミー」を開講しています。
当該講座では以下の能力を身に着けることを目指すことが出来ます。
- 有料のキャリアカウンセリングをサービスとして提供できるスキル
- 個人で仕事を得る力
ミートキャリアに参画するか否かを問わず、「プロのキャリア支援者」を目指す方であればもう申し込み可能なので、フリーランスで活動したいと考えている方にもオススメです。
※2023年2月17日をもって受講受付は終了
キャリアサポーター・アカデミーの詳細はコチラ
キャリコンサーチ
キャリコンサーチは、「キャリアコンサルタント」と「キャリアコンサルタントを探したい企業担当者や個人等」とのマッチングを支援するキャリアコンサルタント検索システムです。
キャリコンサーチは「キャリアコンサルティング協議会」が運営しているWEBサービスで、「キャリアコンサルタントWEBサイト」の一部となっているので、いわゆる「キャリアコンサルタント向け公式サイト」といっても過言ではありません。
キャリコンサーチに登録されている情報公開者数は5,292名(2022年11月末現在)となっており、多くのキャリアコンサルタントが登録しているサービスです。
キャリコンサーチではキャリアコンサルタントに依頼をしたい方が、居住地や対応エリアなどで検索をして、ニーズに合うキャリアコンサルタントを探すことが出来るようになっています。
キャリアコンサルタントを探す際に検索できる項目としては
- 対応エリア(もしくは居住地)
- 対応可能業務
- 対応可能領域
- 得意分野
- 所持資格
- 個別相談の方法
があります。
仕事依頼の獲得のためには差別化が必須
登録しているキャリアコンサルタントの人数が多い(情報公開者数5,292名 ※2022年11月末現在)ため、数多くのキャリコンの中からニーズに合う方を探すことが出来る反面、「どういう人に相談するべきか」が定まっていないユーザーの方はとっては使いづらいかもしれません。
そのうえ、登録しているキャリアコンサルタントの方の目線でいうと、入力しないといけない項目数が多いうえに、多くのライバルの中から自信を選んでもらえるような自己PRが必要です。
そのため、ほかのキャリアコンサルタントの方と差別化が出来ないと仕事を受注することは難しいといえます。
cotree(コトリー)
cotreeはオンラインカウンセリングを代表するサービスの一つです。
cotreeでは、カウンセリングを求めている方が簡単な「マッチング診断」を行い、その結果をもとにカウンセラーとマッチングされ、カウンセリングを受けることが出来るというサービスです。
カウンセリングサービスなので「臨床心理士」や「公認心理士」などの心理系有資格者の登録カウンセラーの方が多いようですが、中には「キャリアコンサルタント」や「産業カウンセラー」などの企業領域で活躍する資格者の方も登録されているようです。
キャリアコンサルティングに限らず、「カウンセリングに特化」したサービスのため、キャリアコンサルタント資格を取得した方の中でも、相談者の心理面に寄り添って仕事をしたいという方には特におすすめのサービスです。
キャリアカウンセリングプログラムを開始
cotreeでは2022年12月12日より「キャリアカウンセリングプログラム」を開始し、以下の3つのプログラムが用意されています。
- スムーズな復職
- 全く新しい働き方へのチャレンジ
- 才能の発見
同社には元々「キャリアコンサルタント」の有資格者カウンセラーとして登録されていましたが、これにより、キャリア相談を希望する利用者がさらに伸びることが想定されます。
カウンセラー募集はコチラから
ACCN(オールキャリアコンサルタントネットワーク)
ACCNは国家資格キャリアコンサルタントの職能団体で、会員となると以下のサービスを受けることが可能です。
- テーブル活動に参加可能
- 支部活動への参加可能
- 会員限定継続学習支援サービス
- 会員限定動画の視聴
- キャリアコンサルタント専用団体保険への加入
- 各種情報配信(仕事やボラティア情報含む)
- 講座、書籍の割引
入会後は年会費が必要となるため、上記サービスを積極的に利用したいという方以外は、決して入会が必須というわけではありません。
貴重な仕事情報を漏らさずキャッチしたいという場合や、テーブル活動や支部活動に参加したい方にはオススメです。
入会希望の方はコチラから
その他サービス
副業・不利ランスとして活躍するキャリアコンサルタントの中には、ココナラ等のスキルシェアサービスや、ランサーズやクラウドワークスなどのようにクラウドソーシングサービスを使用しているの方も多いようです。
2021年11月現在、「キャリアコンサルタント」で検索した際の表示件数は以下の通りです。
いずれのサービスも、「フリーランスへの依頼」に特化したサービスで、自分自身の名前に評価が直結することになります。
また、twitter等のSNSで情報発信を行うキャリアコンサルタントも多く、今後ますます「フリーランスへの依頼」という仕事の考え方が一般的になることを考えると、今のうちにクラウドソーシングサービスやSNSに登録して実績をしっかり積みつつブランディングを確立しておくというのがプラスになるといえます。
キャリアコンサルタントにおすすめの副業サービスまとめ
本記事では「キャリアコンサルタントとして働く」ために役立ちそうなサービスをいくつかご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
残念ながら、「このサービスに登録すれば安心!」というサービスは無いため、おそらく迷われる方が多いと思います。
そんな時は、「自分自身がどんな人のためになりたいか?」「自分はどんな事が出来るようになりたいか?」を考えていただき、そのために必要なサービスに登録して活動していきましょう!
キャリアコンサルタントとしての活動は、まだまだモデルケースが少ないので困難なことも多いですが、一緒にがんばりましょう!