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社会保険労務士試験の難易度と合格率は?勉強時間や他士業との比較を分かりやすく解説!

社労士試験の難易度を解説社会保険労務士

企業の深刻な人材不足が続く中において、労務と社会保険のプロフェッショナルである「社会保険労務士」は非常にニーズの高い資格です。

社会保険労務士は企業の労務担当として活躍が期待されるほか、独占業務を活かして開業することも可能な資格ですが、取得難易度はどれくらいなのでしょうか?

本記事では社会保険労務士の資格取得を目指している人向けに、試験合格の難易度や合格率、必要な勉強時間や効率的な学習方法等について解説していきます。

社会保険労務士の難易度について
  • 合格率10%以下の難関試験
  • 合格に必要な勉強時間は約1,000時間が目安
  • 効率的に学習するなら「通信講座」を活用がオススメ

▽社労士のおすすめ通信講座の比較表はコチラ

社会保険労務士とは

そもそも社会保険労務士(通称:社労士)とはどういう資格なのでしょうか?

社労士は社会保険や労働関連の法律のプロフェッショナルとして、企業の健全な発達と労働者の福祉の向上のために業務を行う専門家です。

「社会保険労務士法」に基づく国家資格となっており、人事や労務管理を法律などの専門的な知識を駆使して労働者の権利を守る、やりがいのある職業です。企業経営における4大経営資源である「ヒト、モノ、カネ、情報」の中でも重要な「ヒト」に関するプロフェッショナルと言えるため、企業のコンサルタントとして活躍することも可能です。

社労士は、1号業務・2号業務・3号業務の3つの独占業務を行うことが可能です。各業務での仕事例は以下の通りです。

社労士の独占業務

  • 1号業務の例:雇用保険に関する書類の作成や提出を代行する
  • 2号業務の例:企業の就業規則の作成を行う
  • 3号業務の例:企業向けに社員教育や賃金設計に関するコンサルティングを行う

社労士は、このような独占業務を活かして独立して副業を行うことも可能なため、人気の国家資格となっています。

社会保険労務士試験の概要

社労士として働くためには、国家資格である社労士資格の取得が必要です。以下に社労士試験の概要についてまとめました。

受験料15,000円
試験日程毎年8月の第4日曜日
(日程は毎年4月中旬に発表)
合格発表毎年10月上旬(合格発表カウントダウンはコチラ
申し込み期間4月中旬〜5月31日
(申し込みは郵送/オンラインから選択可)
問題形式マークシート式
試験構成・選択式試験(午前に実施) 時間:80分 満点:40点 大問:8つ(1つの大問につき小問5個)  
・択一式試験(午後に実施) 時間:210分 満点:70点 大問:7つ(1つの大問につき小問10個)
合格基準総得点と科目ごとの得点で判断
(いずれかが合格基準点に満たない場合は不合格)
(参照:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 試験の概要)

社労士試験は全問マークシート方式ですが、選択式試験と択一式試験の2つに分かれいる点が特徴です。

社労士の選択式試験は午前9時開場、昼食時間を挟んで択一式試験が午後4時50分に終了するスケジュールとなっており、1日がかりで行われる長丁場の試験となっています。

社会保険労務士の試験科目

社労士試験の試験は以下の8科目で構成されています。

社労士の試験実施科目

  • 労働基準法及び労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

社会保険労務士の試験は上記のように労働関係法令・社会保険関連の法律を中心に非常に広い範囲を網羅する必要があります。

試験が年に1回しか開催されないことに加え、上記の中で合格点をとっても科目免除等の措置が取られないことから、社会保険労務士の試験難易度はかなり高いといえます。

社会保険労務士試験の難易度と合格率

結論をお伝えすると、社会保険労務士試験の合格難易度は非常に高く、合格率は常に10%を下回る結果となっています。

社会保険労務士は「雇用保険の手続きの代行」や「助成金(厚生労働省管轄のもの)の代理申請」等、非常に重要度が高く専門性を求められる独占業務を持っています。

そのため、求められるレベルは高く、法律の勉強が初めての人にとっては社労士資格を取得することは生半可な覚悟では難しいといえます。

社労士試験の合格率推移を過去10年間データから解説

以下は過去10年間分の社会保険労務士試験における合格率の推移です。

試験回 年度合格率合格者数受験者数
第54回令和4年度(2022年度)5.3%2,134人40,633人
第53回令和3年度(2021年度)7.9%2,937人37,306人
第52回令和2年度(2020年度)6.4%2,237人34,845人
第51回令和元年度(2019年度)6.5%2,525人38,428人
第50回平成30年度(2018年度)6.3%2,413人38,427人
第49回平成29年度(2017年度)6.8%2,613人38,685人
第48回平成28年度(2016年度)4.4%1,770人39,972人
第47回平成27年度(2015年度)2.6%1,051人40,712人
第46回平成26年度(2015年度)9.3%4,156人44,546人
第45回平成25年度(2014年度)5.4%2,666人49,292人
参照:社会保険労務士試験オフィシャルサイト

これを見ると分かるように、社会保険労務士の合格率は毎年10%を大きく下回っており、受験生の9割以上が不合格となる国家試験であることが分かります。

年度によって合格率に若干の変動はありますが、受験する年度によって合格率に差が生まれないように試験は作られるので、合格率は原則5〜7%程度となると予測されます。

しかし、2015年度試験は合格率2.6%(合格者1,051人)という驚異的な高難易度の試験回となっており、確実に合格を目指すには徹底的な対策を行うことが必要だといえます。

社労士試験の合格率はなぜ低い?

では、なぜ社会保険労務士の試験はここまで難しいのでしょうか?

社労士試験の難易度が高い理由

  • 試験範囲が広い
  • すべての科目で合格基準を上回る必要がある
  • 科目合格制度が無い

上記について、ひとつずつ解説していきます。

試験範囲が広い

社労士試験の合格率が低い1つ目の理由として、試験範囲の広さが挙げられます。

社会保険労務士の試験科目は8つ(下記参照)と多く、全て対策するにはそれなりの勉強時間が必要となります(勉強時間については後述します)。

また、各科目はすべて法律関係の内容となっており、法律の勉強が初めての人にとっては難しい内容といえます。

社労士の試験実施科目

  • 労働基準法及び労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

社労士試験の合格率が低い最大の理由は、試験科目ごとの合格基準点の存在です。

すべての科目で合格基準を上回る必要がある

先述したように、社労士試験の試験科目は8つあると紹介しました。

しかし、この8つの合計点が合格基準点を上回っていただけでは、社労士試験には合格できません。

社労士試験に合格するには、以下2つの条件を満たす必要があります。

社労士試験の合格条件

  • 8つの試験科目の合計点が合格基準点を上回っている
  • 各試験科目の点数が合格基準点を上回っている

つまり得意な試験科目で得点をいくら稼いでも、苦手な試験科目の得点が合格基準点を下回っていた場合は不合格です。

よって社労士試験に合格するためには、8つの試験科目を満遍なく対策しなければなりません。

また、合格基準点を下回る科目が出ないように、得意科目を伸ばすのではく、苦手科目から順番に対策を行うのが得策です。

▽合格率実績が分かる社労士通信講座比較

科目合格制度が無い

中小企業診断士や公認会計士等、難関の国家試験では「合格科目の次回試験免除」等の科目合格制度がありますが、社労士試験にはありません。そのため、社会保険労務士試験ではすべての科目に一度の試験で合格する必要があります。

科目合格制度が無いので、もし1科目だけ合格点に届かなかった場合でも、次年度にまたイチから試験を受けなければなりません。社会保険労務士の試験科目は法律問題で構成されているため、「どれだけ正確に沢山暗記できるか」が勝負の分かれ道となりますが、不合格になった際にはそこまでに得た知識を1年間保ちつつ、さらに学んだ内容をブラッシュアップする必要があります。

試験が年1回しか開催されないことも相まって、「科目合格制度が無い」という点が社労士試験の合格難易度を引き上げている要因となっています。

社会保険労務士試験の合格基準の考え方

社会保険労務士試験は「合格基準」が以下の通り定められています。

試験分類合格基準
選択式試験総得点40点中28点以上
(70%の得点率)
各科目5点中3点以上
(60%の得点率)
択一式試験総得点70点中49点以上
(70%の得点率)
各科目10点中4点以上
(40%の得点率)
社会保険労務士試験の合格基準の考え方

上記を見ると分かるように、社労士試験合格のためには全体で70%以上の得点が必要であることに加え、各科目において足切りライン以上(選択式試験:60%・択一試験:40%)を獲得する必要があります。

ただし、年度によって試験問題の難易度に差が生まれるためことを防ぐため、平均点や得点分布を総合的に勘案したうえで補正が行われます(俗にいう「救済措置」)。

そのため、万が一「自己採点で合格点に1点だけ足りなかった!」という場合でも、合格基準点の変動によって合格になる場合があります。

【最新】第54回社会保険労務士試験の合格基準について

実際の合格基準の決定について、最新の「第54回試験」「第53回試験(前年度)」を参考に確認していきましょう。

試験分類得点群第54回試験の合格基準点第53回試験(前年度)の合格基準点
選択式試験総得点27点以上24点以上
各科目3点以上
※全科目
・労働に関する一般常識:1点以上
・国民年金法:2点以上
その他科目:3点以上
択一式試験総得点44点以上45点以上
各科目4点以上
※全科目
4点以上
※全科目
第54回・53回試験の社会保険労務士試験の合格基準の考え方

上記をみると分かるように、第54回試験の総得点における合格基準は選択式試験において27点以上(本来の基準は28点以上)、択一試験において44点以上(本来は49点以上)が合格基準となっています。

このように、受験生の平均得点や得点の分布によって、合格基準の変動が起きるのが社労士試験の特徴といえます。

ただし、救済措置があるとは言え社労士試験に合格するためには平均点を大きく上回る特典が必要です。そのため、合格を目指す人は他受験生に負けないように日々のシャロ勉に打ち込む必要があります。

参照:厚生労働省「第54回社会保険労務士試験の合格者発表」

社労士と八士業の資格取得難易度を比較

社労士試験の難易度は、他の資格と比べても高いといえます。

社労士は、弁護士・司法書士・行政書士・税理士・土地家屋調査士・弁理士・海事代理士とともに八士業と呼ばれる資格のひとつです。

八士業は、資格を取得すれば独占的に業務を行える分、それ以外の資格と比べると飛び抜けて難易度が高くなっています。

では具体的に社労士試験の難易度はどのくらい高いのでしょうか。以下2つの観点でまとめました。

比較ポイント

  • 行政書士と比較した場合
  • 他の国家資格と比較した場合

それぞれ詳しく解説していきます。

行政書士より社会保険労務士の方が難しい

試験の難易度で社労士とよく比較される資格が「行政書士」です。

行政書士は、官公庁に提出する書類を作成したり、その書類についてアドバイスを行える職業で、社労士同様に1回の試験で約4万人の方が受験しています。

この記事を読んでいる方の中にも「社労士と行政書士、どちらを目指そうか迷うな」と悩んでいる読者も多いのではないでしょうか。

以下は社会保険労務士と行政書士の合格率を比較した表になっています。

 年度社労士の合格率行政書士の合格率
令和4年度5.3%12.1%
令和3年度7.9%11.2%
令和2年度6.4%10.7%
令和元年度6.5%11.5%
平成30年度6.3%12.7%
平成29年度6.8%15.7%
(参照:社会保険労務士試験オフィシャルサイト / 一般財団法人 行政書士試験研究センター)
※平成29年度〜令和3年度の合格率については、少数第二位を四捨五入しています。

これを見ると、年度によって合格率は異なるものの、どの年度も社労士の方が合格率は低く、取得難易度が高いことが分かります。

また、科目ごとに合格基準が定められていない行政書士と比較すると、社会保険労務士は各科目で合格基準を満たす必要があるため、社労士の方が難易度の高い試験といえます。

八士業の資格と比べると難易度はどのくらい?合格率ランキング

現在国家資格は313種類あります。「なにか1つくらい国家資格を取得したい」という思いで、社労士資格に辿り着いた方もいるのではないでしょうか。

それでは、国家資格全体で見た場合の、社労士資格の難易度はどのくらいなのでしょうか。

全ての難易度をランキング形式で掲載することは現実的ではなく、何を持って「難易度が高い」とするのかという問題もあります。

そこで今回は八士業に絞り、合格率が低い資格から順にランキング形式でまとめました。

順位資格合格率
1位司法書士3~4%
2位社会保険労務士4~6%
3位弁理士6~10%
4位土地家屋調査士7~9%
5位行政書士10~15%
6位税理士12~15%
7位弁護士22~39%
8位海事代理士48~54%
(参照:AGAROOT 士業資格の難易度・年収ランキング!8士業・10士業にて比較!)

合格率のみの視点で見れば、社労士試験は八士業の中でも2番目に難易度が高い資格であることが分かります。

ただし、比較的受験資格要件が低い社会保険労務士と比べると、他士業はそもそも受験するための要件が高く、受験生のレベルが高いケースも有るため、合格率だけでは難易度は判断しづらいといえます。

▽合格率実績が分かる社労士通信講座比較

実際に社労士試験を受けた人の感想

ここまで読み進めてみて「社労士はやっぱり難しそう」「私には無理かも……」と落ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。

10%を下回る合格率からも分かるように、社労士は難易度が高い試験です。しかし毎年2,000人以上が合格をする資格でもあります。

既に社労士試験を経験した、受験生であるあなたの先輩にあたる方の声を、ツイッターにて調査しました。そこで見つけた社労士試験受験者の感想を「難しかった」「難しすぎた」と感じた人と、「簡単だった」と感じた人に分けて紹介します。

「難しかった」「難しすぎた」と感じた人

以下は、SNS(X)で「社会保険労務士試験が難しかった」と感じた人のポストを抜粋しております。

社会保険労務士の試験は非常に難易度が高い上に1年に1回しか開催されない試験のため、受験生は1年間、仕事や家事以外の時間の大半を試験勉強に費やすことになります。

そのうえで合格するとは限らない試験ですが、開業も可能な「ヒト」に関するプロフェッショナル資格のため、毎年多くの受験生が社労士試験に挑戦しています。

「簡単だった」と感じた人

SNSで「社労士試験が簡単だった」とポストしている人の感想を以下に抜粋いたしました。

社労士試験が「簡単だった」と発信している人の数は非常に少なく、「昨年に比べれば簡単」のようなポストが多い印象でした。

このことからも、社会保険労務士試験は難しいと感じる人が多いといえます。

社労士試験に合格している人の特徴

社労士試験受験者の感想について調査していると、何回も受験をしてやっと合格を勝ち取っている方が多い印象を受けました。中には9回目の受験で合格を勝ち取った方もいるようです。

もちろん1回で合格するに越したことはありません。しかし社労士試験にチャレンジするのであれば、複数回の受験は視野に入れておく必要がありそうです。

また「数年後に受験しようかな」と思っている方は、1回では合格できない可能性を考慮して、直近の日程でも試験を受けてみるべきです。

社労士試験は年に1回しか実施されません。TOEICのように毎月実施されるわけではないので、万全の準備をして試験に臨む必要があります。

▽合格率実績が分かる社労士通信講座比較

社労士試験合格に必要な勉強時間

社労士試験に合格するためには、最低でも1,000時間の勉強時間が必要だと言われています。

1,000時間の勉強時間を確保するためには、1日何時間の勉強をどのくらい続ければいいのか、以下の表にまとめました。

1日あたりの勉強時間1,000時間達成までの日数
1時間1,000日
2時間500日
3時間333日
4時間250日

1日平均3時間の勉強時間を確保できれば、1年間で社労士試験への合格も可能です。自分のスケジュールと相談をして、1日どのくらい勉強時間を確保できそうなのか、社労士試験合格までにどのくらいかかりそうなのかの目処を立てましょう。

1日1時間だと対策に最低3年弱かかってしまうので、1日2〜3時間の勉強時間は確保したいところです。

>隙間時間活用におすすめの「スタディング」通信講座の解説はコチラ

社会保険労務士試験対策の選択肢

社労士試験の合格を目指す受験生の学習方法は、主に以下の3つの選択肢があります。

学習方法の選択肢費用の負担合格難易度
独学のみで臨む
通信講座を活用して学習する
通学制の予備校に通う
学習方法の選択肢と費用負担の目安

独学のみで臨む場合は最も費用の負担が少なく、通学制の予備校に通う場合には毎月かなりの費用が必要になります。

ひと昔前は「本気で合格を目指す」場合には予備校に通うケースが多かったですが、現在ではオンラインで学習可能な「通信講座」のクオリティが非常に高く、オススメの選択肢となっています。

中には全国平均の数倍以上の合格率実績をだしている通信講座もあるので、気になる人はこちらの記事で各スクールの合格率や特徴を比較してみましょう。

社労士試験は独学でも合格可能

社労士試験の勉強方法には、独学・通信講座・スクールの3つの選択肢があります。「できれば独学で社労士試験に合格したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし当サイトでは、独学での社労士資格挑戦をおすすめしていません。

本記事でお伝えしているように、社会保険労務士は合格率が10%を下回る難関資格の上、科目合格の制度も有りません。国家試験は年に1回しか実施されていないため、1度不合格になると試験に再度挑戦できるのは1年後となり、モチベーションを保つこともかなり難しいといえます。

本気で合格を目指すなら通信講座の受講がおすすめ

「何としても社労士試験に合格したい」と考えている人には、通信講座等を活用して効率的に学習を進めていくのがオススメです。

独学では参考書を使った学習がメインですが、通信講座等を利用する場合は、社労士資格を持つ講師の講義動画が見られたり、社労士を目指す仲間と簡易SNSのような機能を使って交流できたりします。

このような通信講座を活用することで、電車での通勤中や仕事の休憩時間等の隙間時間を活用した試験勉強が可能となり、また、受験生同士がつながることでモチベーション維持にもつなげることが出来ます。

通信講座の場合は参考書よりも費用がかかりますが、年にたった1回しかない社労士試験のための費用と考えれば、それほど大きな金額にはなりません。

まずは無料体験や資料請求をして、自分に合った通信講座やスクールを見つけるところから始めましょう!その上で「やっぱり私は独学でいいかな」と思ったら、無料体験や資料請求の段階で簡単に後戻りすることも可能です。

▽合格率実績が分かる社労士通信講座比較

少しでも合格率を上げるならアガルート!

難関試験の社会保険労務士ですが、少しでも合格する確率を上げたいのであれば「アガルート」の社労士対策通信講座を受講するのがオススメです。

アガルートの通信講座受講生の合格率実績は27.37%と平均を大きく上回っており、さらに「演習総合カリキュラム」というコースの受講生の合格率は40%を超える実績を誇っています。

▽合格率実績が分かる社労士通信講座比較はコチラ

合格の際の特典等も充実しているため、より本気で合格を目指すならアガルートの通信講座がイチオシとなります。

より確実に合格を目指したい方向け

独学派の受験生はスタディングがオススメ!

独学で試験勉強することに慣れている人であれば、スタディングで学習をするのがオススメです。

スタディングの社会保険労務士講座は、動画での講義と問題練習を最適な順番で学べるカリキュラムになっており、初めて社労士受験に挑戦する方でも勉強方法に迷うことなく合格を目指せます。

全てWEBで学習をする形式のため、通勤時間や休憩時間等のスキマ時間を使って学習をすることが出来るため、働きながら社労士合格を目指す方に最適の講座となっています。

最短で社労士合格を目指したい方におすすめ!

スキルアップを目指すなら特定社会保険労務士がおすすめ!

社会保険労務士保険労務士に合格した場合、さらにスキルアップを目指したい人には「特定社会保険労務士」資格に挑戦するとよいでしょう。

特定社会保険労務士(通称:特定社労士)は紛争解決手続業務の代理人が可能な社労士のことです。労働紛争の解決のために、あっせんや調停等の紛争解決手続きを代行して行うことが出来る点が特徴です。

資格を取得することで、社労士として対応可能な業務の幅が広がるため、転職・開業を目指す人には特におすすめの資格といえます。

過去5年間の合格率は以下の通りとなっており、50~60%程度を推移していることが分かります。

受験年受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2018(第14回)91156762.2
2019(第15回)90549054.1
2020(第16回)85052661.9
2021(第17回)95047349.8
2022(第18回)90147853.1
特定社会保険労務士試験の合格率の推移

社労士試験と比較すると合格率は高く感じますが、受験生は全員「社会保険労務士試験合格者」であることを考えると、決して低い難易度ではないことが分かります。

>特定社会保険労務士の難易度等の詳細解説はコチラ

社労士試験の難易度に関するよくある質問

ここでは社会保険労務士試験の難易度に関するよくある質問をまとめて解説していきます。

Q
社労士の合格率はどれくらいですか?
A

社労士試験の合格率は例年10%を下回っています。

平均合格率は約6~7%ですが、稀に3%以下となる試験回もあるため、合格のためには徹底的な試験対策が求められます。

>社労士試験の合格率推移はコチラから確認

Q
社労士と行政書士はどちらが難しいですか?
A

合格率を指標として考えると、社会保険労務士の方が難易度が高い試験といえます。

例年の合格率が10%を下回る社労士試験と比べ、行政書士試験の合格率は10~15%とやや高く、社労士試験の方が難易度が高いことが分かります。

社労士と行政書士の合格率比較はコチラで確認

Q
社労士とWライセンスがおすすめな資格はありますか?
A

社労士と相性の良い資格のひとつとして、「キャリアコンサルタント」が挙げられます。キャリアコンサルタントは働く人に対するキャリア支援を行う専門家で、2016年に国家資格になりました。

社労士は企業内における労務のコンサルに入ることも多く、その際にキャリアコンサルタントとしての知識やスキルがあれば対応可能な領域を広げることが可能です。

>キャリアコンサルタントの難易度解説はコチラ

社会保険労務士の試験難易度まとめ

社労士試験の合格率・難易度・勉強時間について解説しました。本記事で解説したことを再度箇条書きでまとめます。

  • 社労士試験の合格率は6.78%
  • 社労士試験の合格率は八士業の中で2番目に低い
  • 社労士試験は何回か受験をしてやっと合格できる人が多い
  • 社労士試験には最低でも1,000時間の学習時間が必要
  • 社労士試験の独学はおすすめしない

社労士への道のりは決して簡単ではありません。しかし社労士試験に合格すれば、社労士として働けることに加えて、「難関資格に合格したんだ」という達成感が得られます。

そしてその達成感は、今後他の何かをするときの自信やモチベーションとなります。 まずは通信講座の無料体験を受けてみるなど、今日からできることを始めましょう。自分に合った教材さえ見つけてしまえば、あとは社労士試験合格に向けて突き進むのみです!

▽合格率実績が分かる社労士通信講座比較表はコチラ!

この記事の筆者
キャリアコンサルタント
パオ助

介護業界専門の転職エージェントで両面型担当者として勤務後、今はマーケティングとキャリアコンサルタントを両立中。
キャリアコンサルタントとして、人材業界や介護業界についての情報を発信中!転職エージェントや人材派遣会社で勤めている方々全員に「キャリアコンサルタント」の資格を取得してもらうのが夢。
資格取得の難易度や、おすすめのキャリアコンサルタント養成講座の情報等を発信していきます!
Twitterでは緩めの発信をしているので、よければフォローしてください。
 
【保持資格】
・独学で国家資格キャリアコンサルタント1発合格!
・2級キャリアコンサルティング技能士も独学で合格。
・その他保持資格:衛生管理者、個人情報保護士
 
【好きなカウンセリング技法】
・来談者中心カウンセリング
(パーソンセンタード・アプローチ)
 
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